
1971年3月ムシアケ鉄工所として創業以来40数年、私たちは常に新しいものづくりに挑戦し続けています。
当社が得意としているのは、製缶(溶接)からの一貫加工で100分台の精度を出すことです。
溶接の前処理でサンダーがけや削り加工の後、溶接作業を行います。アーク(火花)を飛ばして溶接するので熱を持ちます。熱を持つということは、それだけ歪も出ます。鉄同士を溶接によって接合すので、プラモデルを組み立てる様に「カッチリ」というわけには行きません。それでも我が社の職人さん達は、寸分たがわぬ正確な溶接をします。
溶接品は形の変なものが多く、機械加工では製品を固定(クランプ)する工夫が必要になります。どこを基準にするか?どこから削るか?削ればまた歪む。加工には様々な工夫と知恵が必要になってきます。
ここでは現場での経験が物を言います。超ベテラン職人さんから技術を受け継いだ40代の技術者達が力を発揮してくれています。
当社は、加工品の九割が単品ものです。毎日新しい図面と向き合って仕事をしています。加工の方法には理論はあるが「正解」はありません。いかに正確に、それでいて早く図面通りのものをつくるか?ここが一番の腕の見せどころです。機械の能力をフルに使いこなし、刃物・工具の条件も熟知した職人さん達には、知識と経験だけでなく柔軟な「発想力」が必要になります。
「思いもよらぬ発想ができる人」そんな社員さん達がたくさんいる会社です。