
1971年、一人で創業以来「物づくりは人づくり」を信念に、社員を尊重し、技術を磨いてきた当社も気が付けばやがて半世紀が近づいています。
社員が辞めなければ必ず会社の技術は上がり、お客様から信頼はいただけると信じてきました。今ではベテランからしっかりとバトンが受け継がれ若手が育ち、物づくりの精鋭集団として全国のお客様からあてにして頂ける会社を目指して精進を続けています。これからも社員一人ひとりの人間的成長を支える会社でありたいと願っています。
お客様から頂いた図面をミス無く加工し、納期どおりに納めるのはプロの加工屋としては当たり前の事です。その当たり前の事をこつこつと積み重ねていくことで職場の仲間から信頼され、お客様にも喜んでいただき「さすが!」と言われたい。そんな思いで仕事に取り組んでいます。
気が付けば入社した当時、私を指導してくれたベテラン職人の方と同年齢になりました。今では若手社員を指導する立場になり「当時の先輩達に追いつけたかなぁ」とよく考えます。周りからはベテランと言っていただきますが自分ではまだまだと思っています。技術に頂上はないと思うからです。
これからも「さすが!」と言われる職人を目指します。
私は単品加工と量産加工を両方こなしていますがそれぞれの面白さがあります。量産加工は常に同じものを仕上げる上で、あえて微妙な切削条件の調節が求められます。気温、素材、刃先の状態などが製品の仕上がりに関係するからです。単品加工は図面を見た瞬間に、加工に取り掛かる手順、使う工具、その製品が求める精度などを考えます。さらに図面に書かれていないお客様の要望も見抜く力が求められます。加工に取り掛かる時の緊張感が私は好きです。
フライス加工では角削り、溶接、形状加工、穴あけ加工など完成まで一貫して一人で完成させる場合とマシニング加工者と連携して完成させる場合とがあります。それぞれの図面に応じて加工工程が変わります。
当社は各自が、自分の機械に合った仕事を自主的にこなして製品が完成してくるという流れです。一つの材料が色々な工程を経て製品に仕上がるのを見ると達成感を味わえます。
「良い製品を作り、指示された納期は絶対守る」という強い思いで製品と向き合っています。